DKドレーンパイプの打ち込み地盤は、砂質土・粘性土を想定しています。
地盤が礫質土の場合には、先行掘りを行うことで対応可能です。
DKドレーンパイプは打ち込み式を前提としているため、先行掘りの積算は作成していません。
先行掘りが必要な場合につきましては、他の積算基準を参考にして頂きますようお願い致します。
DKドレーンパイプに補強効果は見込んでいません。
排水効果のみを期待しています。
『道路土工 切土工・斜面安定工指針』(社団法人日本道路協会、平成21年6月)によると、一般に2m以上との記載があります。
そのため、DKドレーンパイプにおいても2m以上を標準としています。
地質調査の結果、地下水位等の場所が把握出来ている場合には、その長さ(深さ)まで打ち込むようにします。
DKドレーンパイプの打設箇所については、湧水箇所~湧水箇所上部を狙って打設する、
もしくは地質調査の結果、地下水位の場所が把握出来ている場合には、その周辺へ打設するようにします。
打設本数の目安については、排水工を併用する対策工の種類や各種基準書により様々です。
(例)モルタル吹付の場合
『道路土工 切土工・斜面安定工指針』(社団法人日本道路協会、平成21年6月)によれば、2~4㎡に1箇所となります。
(例)石積擁壁、ブロック擁壁の場合
『道路土工 擁壁工指針』(社団法人日本道路協会、平成24年7月)よれば、2~3㎡に1箇所となります。
鉄筋挿入工(ロックボルト工)などに使用する削孔機を使用して打ち込んでいくことを想定しています。
現場状況により、足場や架台を使用するケースがあります。
参考打ち込み動画:実績ページ
岩盤に当たってしまった場合は打ち込み不可となります。
そのため、所定の長さまで打ち込めずに岩盤に当たってしまった場合は、
地表面に飛び出た孔口部分をカットする必要があります。
『道路土工 切土工・斜面安定工指針』(社団法人日本道路協会、平成21年6月)によると、傾斜角は5°程度との記載があります。
そのため、DKドレーンパイプにおいても上向き5°程度を標準としています。
DKドレーンパイプの孔口には特に流末処理を行っていないケースが多いです。
ただし、孔口には汎用品の排水管を接続することが可能ですので、接続して流末処理を行っている事例もあります。
参考事例:実績ページ